現代人こそ聖書を読むべき5つの理由②
現代人こそ聖書を読むべき5つの理由の2つ目は
「問題解決の軸を持つことができるようになる」です。
あなたは今、どんな問題を抱えているでしょうか?
生きている限り悩みは尽きません。一難去ってまた一難。その繰り返しです。
しかし、どんなに人生が暗く、進むべき道が見えなくっても、聖書は人生の道標となってくれます。
「あなたのみことばは、我が道の灯火、我が道の光です」詩篇119篇105節
先日、ビッグモーターの保険金の不正請求や街路樹の器物損壊など数々の不正が発覚し、ニュースでも話題となりました。
パワハラに怯えながら不正を強要されていたスタッフの日々は、どれほど苦しかったことでしょう。
このような企業は氷山の一角で、今でも心無い人権侵害に苦しんでいる人々は大勢いると思います。
そのような異常な環境に身を置いていると、善悪を判断する力が段々狂ってきます。
「社会的には悪とされていることも、社内では正しいと評価される」のはブラック企業あるあるではないでしょうか。
そのような時、聖書では「神様の目線で正しい行いをするように」と諭してくれいています。
他人がどれだけ「これが正しい行為なんだ」とあなたに迫ったとしても、「これは神様が喜ぶ行為なのか?」と立ち止まることが大切です。
結果的に会社をクビになったり、人間関係を失うことになったとしても、神様の声に従った結果であれば必ず報いがあります。
実は私も、過去にブラック企業に勤めていたことがあるんですよね、、、。
営業の仕事をしていたのですが、不正な方法による売り上げを正当化する社風があり、組織長もそれを黙殺していました。不正により売り上げを出した社員は天狗になり、パワハラを繰り返すようになりましたが、会社も特に対処する様子はありませんでした。
私も組織長に不正を強要されましたが、私が頑なに拒否するので、酷いパワハラを受けたことがあります。ストレスで体調を何度も崩しました。
そのような社風では他の従業員も精神を病んだり、仕事を放棄するようになり、やがて会社は弱体化していきました。
最後まで不正を拒み、パワハラにも屈しない姿勢を貫いた結果、私は他にいい条件の仕事が見つかったこともあり退職することになりました。
転職してから業界紙の記事で、前職の会社が取り上げられており、数々の不正が発覚し1週間の業務停止命令を受けたのちライバル企業に買収され、営業社員は皆リストラになったと知りました。
私がなぜそのような苦境に耐えられたのかというと、ただ「神様が喜ばないから」という理由だけです。もし私が神様の声ではなく、人の声に従っていたら、きっと私もその騒動に巻き込まれていたことでしょう。
神様は、聖書のことばに従って歩むものを守り、攻撃するものを排除してくださる方です。
「神様の前に正しい選択をする」ことは、時に人間社会では大きな不利益をもたらすこともあります。しかし、正しい選択をしていてよかったと思える日が必ず来ます。
目先の利益や、周囲の脅迫に屈してしまいそうになる時、聖書に助言を求めてみてください。
新約聖書ではイエス様の生涯が綴られているのですが、その生涯はまさにそのような闘いの連続でした。
強大なローマ帝国とユダヤ教の律法学者たちを前にしても、神様のことばに従って歩まれたのです。
結果的に、イエス様は十字架に架けられてしまいます。
しかし、その後死から復活し人々を罪から救い、死に勝利してくださいました。
イエス様の生涯から学び、私たちも雄々しく歩んでいきましょう。